人を扱う仕事を商いにする善人・悪人
テレビで報道されている、養子縁組斡旋業者の悪徳商法。
図解入門業界研究最新人材ビジネスの動向とカラクリがよ~くわかる本 (How‐nual Industry Trend Guide Book)
- 作者: 土岐優美
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2011/10/28
- メディア: 単行本
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朝起きて報道を見てショックでした。
この事件で被害を受けたお子さんの実親・引き受ける予定だった夫婦の心的なダメージは計り知れないものだったと思います。
ビジネスを語ることはまだまだ未経験な僕では難しいですが、善悪の範囲では断言できます。
間違いなくこの仕事は悪でしょう。
報道が全てとは限りませんが、その限られた情報からの見え方も、仕事の内容も不快そのもの。人が傷ついている。
僕は中途半端な、志のない仕事が1番大嫌いです。以前にも書いたことがありますし、直接親友に言ったこともありますが、
公平に見て正しいものでなければ、
真剣に取り組んだ本物でなければ、
市場から退場させられるという考えを持っています。
少ない経験の中でも、
「人材」
の分野のお仕事は特に、上記も含め、様々なことに厳重に注意して取り組むべきだと思います。
就活生にもぜひ認識してもらいたい。
人材業界は安定志向や生半可な気持ちでジョインしていいものではないということを。
某人材業界最大手のR社やM社が取り扱う
「人材」や「人財」は、
人を(何かを成す)材(財)とする、
人が(何かを成す)財(材)を得る、
どちらも考えられるということを。
こう偉そうに書くと、現場に居ないお前に何が分かるんだ?みたいなことを言う大人に叩かれそうですが、構いません。
現場に居なくとも、これから選択する環境の想像を膨らませて噛み砕きながらも理想を描いていくには、話をしてみることが大事でしょう。?
イケてない大人は退場してください。
さて、話を戻すと、僕が2年近く携わってきた人材を扱う事業でも、「人」の捉え方については本当に何度も議論し合い、悩み、苦しみました。
ビジネスの大前提、利益が伴わないと存続できないという背景に圧迫される中で、
どこまで自分達が描く、理想の事業展開を押し進められるか。そのフィールドでやらせてもらえるのか。
人が生きる人生の選択軸、成長角度を育てられれる場になれればなと、(役に立てればなと)
未熟者ながらに夢を見てきたからこそ、最後までチームと共に歩んできました。
人が自分の一生を必死に考える時間を提供する、自己実現を加速させたい法人を応援する、
誰かが手を挙げ、また別の誰かが差し伸べられる場を最適なものにしていきたかった。
ここまでやっても、難しい。
更に、これが必要以上の干渉で、誰かのキャリアを歪めてしまうこともあり得る。
そういうシビアな意識を持った上で、就活している後輩たちにはぜひ、人材業界を調べて見てほしい。
最後に、
本気で誰かの為に働いている人たちが積み上げてきた人材を扱うお仕事の信用は、本件のような悪徳業者によって崩されてしまう。
本来発揮されるべき、みんなの為のその仕事の効果、役割が損なわれてしまう。
これ以上の損失は無いでしょう。
人を、ましてや子どもを商品として扱い、お客さんも依頼主も傷つけてしまった当事者には、本当に反省してもらいたい。
誠実に、堅実に、確実に、
守るべきルールは守っていこうと改めて思いました。。。。
IKEMASKY